創業時に受ける融資のこと
創業融資とは?
創業融資とは、その名の通り創業時に借りる融資の事を言いますが
一般的には、
・日本政策金融公庫の「新創業融資」
・信用保証協会の「制度融資」
のことを指しています。
通常の銀行や信用金庫などが行う、プロパー融資もありますが、創業前の実績のない経営者は
借りることが非常に困難です。
では創業前の段階でも比較的融資を受けやすい、日本政策金融公庫と信用保証協会について
見てみましょう。
日本政策金融公庫とは?
日本政策金融公庫とは、国が100%出資している、政府系の金融機関です。
国が出資と聞くと、中小の企業や創業前の経営者には縁遠いと思われるかもしれませんが、
そうではありません。
日本政策金融公庫(国民生活事業)の取引内容は
・平均融資残高は666万円
・融資先の約9割が従業員9人以下、約4割が個人事業
・創業する企業への融資は約2万社
となっています。
この数字を見れば、創業者に非常に優しい金融機関と言えます。
信用保証協会(制度融資)とは?
信用保証協会とは、創業する経営者に対して信用(保証)を与えてくれる機関です。
この信用をもとに、銀行や信用金庫などの民間の金融機関がお金を貸してくれます。
万が一、融資を受けた人が返済できなくなっても、代わりに信用保証協会が金融機関に
返済することを保証してくれますので、金融機関からお金を借りやすくなります。